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祇園さ々木に蟹が舞う?

コメント(2)

2007.12.19

京都市東山区大和大路四条下る4丁目小松町566-27
TEL:075-551-5000

「祇園さ々木」さんに、蟹の飛ぶ季節がやってまいりました。  
冬の名物?蟹とばし!
今回も、そのパフォーマンスをやりた~い佐々木さんと、見た~いお客様。
双方で盛り上がります。

今日も元気に、飛びます、とびます。




▲先ずは、ほぐした蟹のみと棒状になったきゅうり・山芋に、うちこのソースがかかった先附けです。今日のかには、松葉かにのメスで、「こっぺ」などとも呼ばれています。見ようによって、赤いソースは、マヨネーズとケチャップを混ぜた、オーロラソースのように見えませんか?私がそう言ったら、「今度から、そう言います。」って、木田さん。
 


▲「熱々いって~」と2品目の登場です。細かいパウダー状にしたパン粉をまぶして揚げた、鱈の白子です。中から、ぐじゃ、っと熱いのが・・・。慌ててはいけません!揚げ物は、その衣の種類や、粒の粗さによって、かなり食感が変わります。私も固くなったフランスパンをフードプロセッサーで細かくしてよく使います。沢山作っておいて、冷凍保存しています。普通のフライも、グレードアップしますもの。
 


▲お椀を取ると、蓋の裏側は、もう冬景色です。東山に降る雪を映しています。清水の舞台・八坂の塔などには、ちらちら雪が舞っています。
吸い地には、うっすら、脂が拡がっています。中に入っている甘鯛のものでしょう。他には、胡麻豆腐・京人参・うぐいす菜が。松葉柚子が吸い口です。



▲お向こうの前に、ビールから日本酒にチェンジです。勿論おまかせです。これから登場するお料理に合い、そして私の好みに合うものを、きちんと選んでいただけるので、何が出てくるか、いつも楽しみです。そして出たきたのは、もう皆様ご存知の「〆張り鶴・純米吟醸・純」です。
炙った鰆(徳島産)・平目のえんがわ(北海道)・そして、レアに仕上げられた青森の鴨です。鰆と鴨はちり酢で。平目は、わさび醤油でいただきます。お寿司の鮪、今日は伊根のものです。
 


▲そして、づけ握りが2つ続きます。先ほどいただいた鮪の上の部分。今までにいただいた物の中で、かなり上位でしょうか。そして氷見上がりのよこわ。違う味わいを楽しめます。
そして箸休めです。温かい卵の素蒸しにうにが載り、しっかりしたぎんあんがかかっています。かかる、というより、うにはあんで包まれている感じです。シンプルな料理だからこそ?うにの甘さが引き立ちます。
 


▲そして焼き物は、勿論焼きかにです。毎度この時季、その写真なので、今年は変えよっ!昨年のをご覧ください。
足を落とし、殻を削ぐ。それがほら、カウンターの上に。こんな風に飛んでくるんですよっ!低空飛行がほとんどですが、稀に。ごく稀に、舞っております。



▲丸い蕪の炊いたものです。何だか可愛らしい一品です。佐々木さん曰く「抜くところがなかったので、ここいらで。」という料理です。だしにこだわった、というもの。鯛で取りました。素蒸しは、うにが美味しすぎて、抜けなかったので、と。
 


▲厨房からカチャカチャカャ、と鍋を振る音が聞こえてきます。佐々木さんが、蟹チャーハンを作っているのです。中華鍋いっぱいに出来立てチャーハン。見るからに重そうです。この作業、2回もするのです。
 


▲鍋を持って、こちら側に出てきた時から、毎回佐々木は、汗だくです。一仕事終えて、タオルで汗をぬぐいます。思わず「ありがと~。」って言ってしまいそう。チャ-ハンは、パラッと仕上げるもの、と誰しもが思っているのでなないでしょうか。ところが、ここのお店のは、どこかしっとり。これが、とてもいいんです。何がどう違うのか?とにかく、感謝しながらいただきます。お腹もいっぱいになるけれど、心も満たされる。ここは、そんなお店です。
最後、パンナコッタとフルーツです。

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コメント

  1. はじめまして!franともうします。
    時々、京都のお店の記事を拝見させていただいていました。
    さ々木さん、美味しそうですね!!
    実は縁が無いのか、電話を入れるタイミングが悪い(遅い)のか、数年前から行きたくても、行けないお店でとてもうらやましいです。
    最近はあきらめているのですが・・・。

  2. さなえ

    ふらんさん
    見てくださって、ありがとうございます。
    ここは、楽しいお店です。
    うぅ~ん。
    確かに予約は取れにくい、とは思いますが、頑張って。
    一人でしたら、キャンセル待ち、という手もありますよ。

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